冬眠前のこぐまは、おいしいぶどうの実を
全部食べずに手のひらで潰します。
「どうしてつぶしてしまうのかい」と聞く友達のこりす。
手のひらに木の実、草の実色々なものを塗っておいて
冬眠から覚めておなかがペコペコのときに舐めるんだよ
と教えてくれたこぐま。
こりすはおいしそうなこぐまの手のひらを
舐めさせてもらう約束をしました。
そして、春ちかい雪の日。
穴の中で目が覚めたこりすは、こぐまの穴へと急ぎます…
『こりすのはつなめ』
大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本
浜田 広介/作
いもと ようこ/絵
金の星社