『おとうさんの庭』
ポール・フライシュマン/文
バクラム・イバトゥリーン/絵
藤本朝巳/訳
アメリカの開拓時代、お父さんと3人の息子は
たくさんの動物たちを飼い、力を合わせて幸せに暮らしていました。
しかし、突然の旱魃。畑も動物たちもすべて失い、
4人に残されたのは、生垣に囲まれた小さな家。
動物を飼うことができないお父さんは
生垣を動物たちの姿に刈り込んでいきます。
やがて3人の息子たちが成人し、家を出る時がきました。
「どんな職業に就けばよいのだろう…」
息子たちの疑問に答えてくれたのは、生垣でした。
どんなにつらい時も「夢」を持ち続けること、
それが「夢」を実現させる第一歩。
そして、「夢」が実現できたら感謝の気持ちをどう表せばよいか、
私たちに大切なことを教えてくれる一冊です。
岩波書店