絶滅寸前のトキを守るため、
佐渡に保護センターが出来ました。
ある日、子供のトキが田んぼに現れます。
保護センターの人が捕獲しようとしても中々つかまりません。
捕獲して保護出来るまでの間、
宇治金太郎さんが守ることになりました。
人間を警戒し、すぐ逃げてしまうトキの子供。
金太郎さんは、雨の日も風の日も、夜明け前から日がくれるまで
トキについて歩きます。
少しずつ心を開いてくれるトキの子供。
金太郎さんの手からどじょうを食べ、
ひざにもたれてお昼寝するようになりました。
子供のいない金太郎さんと、親のいないトキの子供は
まるで本当の親子のようでした。
しかし、それを待っていたかのように、
保護センターから「今すぐ捕獲するように」
という命令が出たのです・・・