「僕の名前は”さわらないで!”」クマは胸を張って答えます
おもちゃ売り場で「さわらないで!」というタグをつけられていたので、
自分は「さわらないで!」という名前だと思いこんでいるのでした。
白くてきれいな気位の高いクマは、触られるのが大嫌いです。
そんなクマを、持ち主の女の子はかわいがりますが、
クマは、かわいがられることも、その女の子も大嫌いでした。
そんなある日、内臓されていたオルゴールがこわれ、
クマはみじめなかなしい気持ちのなって、落ち込んでしまいますが…。
女の子の優しい気持ちに触れて、
愛される事を知らなかったクマの心がとろけていく
愛する事と、愛される事の素敵な魔法の物語。
(表紙画像掲載は
出版社の承諾を得ています)