じいじのさくら山」
冬のある日、じいじは病気になってしまいます。
ちびすけは、一人でさくら山に登り、
「どうかじいじを元気にして下さい」とさくらにお願いをしました。

春になり、元気になったじいじとちびすけは
桜山に散歩に出かけます。

じいじを待っていたのは満開のさくらの花達・・・
そして、その夜・・・
松成真理子/作
白泉社
満開の桜の鮮やかな表紙に、
じいじと孫の幸せな時間に思いをはせながら、
桜の季節がくるたびに、ページをめくりたくなる一冊です。

(表紙画像掲載は
出版社の承諾を得ています)

かわりやすい山の天気、草や虫のことや、タンポポの生えている場所。
ちびすけは、山のとはみんなじいじに教わりました。
何でも知っているじいじをすごいなあとおもうちびすけに
いつもじいじは、「なんもなんも」とおだやかに答えます。
青空の一日、じいじと孫のちびすけは、山までお散歩をします
ゆっくりと歩いていく2人。このさくら山には
沢山の桜の木が生えています。

それはじいじがうれしい事がある度に、こっそりと一本一本植えていたのです。
大きく育ったさくらの木を見上げて、
「具合の悪いところはないかい?」とじいじは優しく声をかけていきます。