ボニー・ベッカー/文
ケイディ・マクドナルド・デントン/絵
横山和江/訳
「おきゃく、おことわり?」
追い出しても追い出しても、隠れて帰らないネズミ
それを探し出して、何とか出て行かせようとするクマ
ネズミとクマのいたちごっこの始まりです
必死に扉を閉めたり、窓をふさいだり
あの手この手で立ち向かうクマでしたが、
だんだんと気持ちに変化が出てきて・・・・
さて、クマとネズミ
一体この先2人の関係はどうなっていくのでしょう・・・
人と付き合うのが嫌いなクマは
「おきゃくおことわり」玄関に張り紙をして
訪ねてくるものを拒んで一人暮らしをしています
ある日の事、クマの家の扉をたたく音がします
ドアの外を見てみると小さな灰色のネズミが立っていて
家の中に入れてほしいと言いますが、
クマはもちろん、追い返します
平和で静かな生活が脅かされるところだったクマは
やっとネズミを追いだして安心して朝ごはんの支度を始めると・・・・
なんとネズミは、戸棚の中にかくれてクマの家に潜んでいます
それを見つけて、クマはネズミをつまみだして、ドアを閉めました
岩崎書店