おおかみとキャベツばたけ」
ひだ きょうこ/作・絵
色使いがとても優して、いつまでも見ていたい気持ちになります
読み進んでいくと、中の頁に素敵な仕掛けがあって、
繰り返して読みたくなる一冊です。

ループッチの思いがけない優しさに、穏やかな気持ちになりますよ。
教育画劇

(表紙画像掲載は
出版社の承諾を得ています)

満月の夜。
月明かりに誘われるように、灰色の毛を輝かせ
つよいおおかみループッチ、夜のお散歩に出かけます。

すると、魔法をかけたように光り輝く、りっぱな”ちょう”に出逢います。
羽をはためかせた”ちょう”…そうだ、きっと魔法をかけたに違いない

『秘密を教えないとこの爪でひっかくぞ!!』
『秘密なんて、何にもないわ
 キャベツばたけで毎日楽しく暮らしているだけよ』
”ちょう”を追って、キャベツ畑にやってきた、ループッチ。
『きゃべつばたけに秘密があるに違いない』

こわいおおかみループッチ・・・思いがけず後ろ足でキャベツを「ゴツン!!」
キャベツはゴロゴロゴロンとぶつかって
見たこともない緑の森へ、どんどんところがっていきました。
キャベツを追っていくと、その先に小さな扉がありました。
扉の向こうにあったのは、アリの学校
ところが、そこではキャベツのおかげで大変な事が起きていたのです

さあ、アリたちはどうなってしまうのでしょう
そしてループッチは、光り輝く”ちょう”の秘密がわかるのでしょうか・・・