「はやぶさ」がとどけたタイムカプセル          
小惑星「イトカワ」へ向けて地球を飛び立ったはやぶさ
宇宙からの様々な情報を地球に向けて発信してくれたその旅は
決して楽な事ばかりではありませんでした。

様々な苦難を抱えながら
地球からの沢山の人達の助けを借りつつ
遥かかなたの“タイムカプセル”を届けてくれた、はやぶさの長く苦しい旅の物語

そして、最後の力を振り絞って地球に帰って来たその姿は
多くの困難を抱えていたけれど決して辛いことばかりではなく、
希望を抱えた旅だったのです
そしてその思いが人々に大きな感動を届けてくれる…。
山下 美樹/著
的川 泰宣/監修

(表紙画像掲載は
出版社の承諾を得ています)

文溪堂
 
〜7年、60億キロの旅〜
2003年5月9日 午後1時29分  鹿児島県の内之浦宇宙センターから
ロケットMV-5号が打ち上げられた。そこに搭載されていたのが
小惑星探査機「MUSES-C(ミューゼス・シー)」
60億キロメートルの旅を終えて地球に帰ってきた通称「はやぶさ

そして、2010年6月13日 はやぶさは宇宙の旅を終える・・・
これはそのはやぶさが主人公の冒険旅行のお話です。

はやぶさの持ち帰ったイトカワのカケラの調査は
日本の研究者を中心に、今も続いています。
そして、日本の探査機による冒険は、これからも続いて行きます。
はやぶさからのメッセージを皆で聞いてみてください。

この困難な時代に、この挑戦の心を知り、
はやぶさからもらった勇気にふれて、立ち向かって下さいね