森でいちばんのクリスマス・ツリー」
次の年は、製材所の人がやってきて、森の木を全部買い取ると言います。
せんたくばさみと爪楊枝を作るんだって…
どうしようかと思っていたら、不思議な手紙の注文書が届きました。
”あなたの森一番のツリーをいただきたい”
いったい誰の注文だろう、
なかなか受取りに来ない注文主を探しに、
タトルさんは、夜の森に出かけていきました
すると…
ジョン・ハセット アン・ハセット/作・絵
せな あいこ/訳

タトルさんは、森でクリスマス・ツリーにする木を育てています
クリスマスが近づくと町に行きツリーを売って、
そのお金で奥さんに新しい帽子を買って帰るのです。

どのお客さんにもぴったり合うツリーを売っていたのに
ある年からさっぱり売れなくなってしまいました。
”今時はプラスチック製が主流。だって毎年使えるもの”
ツリーが売れないので、今年は奥さんへの新しいプレゼントも買えませんでした。

(表紙画像掲載は
出版社の承諾を得ています)

評論社
雪の上の小さな足跡、素敵なクリスマスプレゼントは何だったのでしょう
雪の森に行ってみたくなる一冊です。