山と海に囲まれた小さな村の小さなチョコレート屋さん
店のペンキは剥がれ落ち、客足もなく、
ネズミもとらないネコと、笑うことのないおじいさんが暮らしています。
八百屋さん、パン屋さん、花屋さん…
次々と広がっていくチョコレートとのコラボレーション?
ネコとチョコレートねずみの甘い魔法が、村を駆け巡ります
そんなおじいさんが、思いついて作ったのはピンクのしっぽのチョコレートねずみ
ネコは、チョコねずみが動いたような気がしてしっぽをひとかじり…
”なんておいしいチョコレートのねずみ”
心がふんわりとろけそう…チョコをかじると体が躍りだしそうです
この幸せを誰かに分けてあげないわけにはいきません
そこで猫は、八百屋に忍び込んでサクランボの後ろにチョコねずみを隠しました
チョコねずみをパクリと食べた八百屋さん!
ステキなことを思いついて、チョコレート屋に走っていきます。
夜通しかけて作ったのは、チョコレートかけのフルーツたち
「チョコレート屋のねこ」
スー・ステイントン/文
アン・モーティマー/絵
中川千尋/訳
巻末には”チョコレートのお話”のおまけつき
この時期、チョコレート好きにはたまらない
そしてネコ好きだったらもっとおいしい一冊になりそうです