双子の兄弟ネッドとドニーが住んでいるのはミシガンという冬になると大雪が降るところ
お母さんは、いつも2人にマフラーも手袋も帽子も、しっかりとしてくれます
そんなある日、トニーが手袋をはめようとすると片方しかありません
”きっとジェイニーのうちの庭に忘れたんだわ”。
しばらくすると、ジェイニーが、ちゃんと見つけて届けてました。
見つかってよかったね♪
フローレンス・スロボドキン/文
ルイス・スロボドキン/絵
三原 泉/訳
ところが、手袋をなくしたことを聞きつけて、周りの人が手袋を次々と届けてくれました
お隣のブラウンさんが届けてくれた手袋は、おばあちゃんが引き出しにしまいました。
学校の先生が見つけてくれた手袋も、引き出しにしまいました。
郵便やさんも、ゴミ集めのトムさんも、トラックの運転手さんも、
みんなみんな、心配して拾った赤い手袋を届けてくれるのです。
1,2,3・・・たくさんになった手袋
その後も赤い手袋を拾うたびに、みんなみんな 双子のうちまで届けてくれます
たくさんたまった手袋はもちろん双子のものではありません
でも、赤い手袋をなくしたうわさはどんどん広まっていきます
さあて、たくさんたまった赤い手袋、いったいどうすればいいのかしら
”あ!そうだ”テッドがいいことを思いつきました。
拾った手袋を持ち主に返す方法です
さて、テッドはいったい何をするのでしょう
そして手袋は落とし主に無事返すことができるのでしょうか…
「てぶくろがいっぱい」
貴方のなくしものも、テッドの家に届いているかもしれませんよ・・・
偕成社