本は表紙・裏表紙・装丁を含めて全部がひとつの作品です。
絵だけのページ、空白のページにも意味があります。
十分読み込んで、一つ一つのページの意味を損なわないように
間を考えて、ページを見せましょう。
本は斜めにならないように
しっかりと支えます。
支えた手が絵を隠してしまわないように気をつけて…
上下左右が途中で変わる場面では、その都度持ち方を変え
子供たちが一番理解しやすい状態を作りましょう。
本には右開き、左開き(稀に上下開き)があります。
ページをめくる手が邪魔にならないよう、
持ち方を決めます。
本が決まったら、練習です。
子供たちの前で読む前に
準備をしっかりしておきましょう。
子供たちに見せる体勢で、
文字を間違えないよう、何度も声を出して読んでみましょう。
声の大きさ、高低、感情を入れるか・入れないか、など
気になることはたくさんあると思います。
悩んだら、たくさんの人前で読んだり、
他の人に読んでもらってみましょう。
新しい発見があるはずです。
新しい本は一ページずつ手で強く押し、開き癖をつけます。
これで、読み手はページがめくりやすくなり、
子供たちにきちんと本を開いた状態で見せることが出来ます。
子供たちは、「本の内容」と同時に
読み手の雰囲気も敏感に感じ取ります。
「子供たちに、この本が伝わりますように…」と願いながら
しっかり本を読み込み、何度も練習しましょう。